プログラミングを一から学ぶ一級建築士

日々の業務の合間に、プログラミングを学び、ときおりアートしてます。

166.説明できること🟰理解できていること

昨日は、打ち合わせを支店、現場と合わせて、分刻みの流れでした。

大型住宅もほぼ完了です。あとは外構の最終チェックです。

 

私は設計という仕事をしている関係で、お客様に対して色々な面での説明を行っています。

 

例えば、プランの内容、法規、金額、ディテール、などなど建築をする上での内容を

分かりやすく説明する必要があります。

お客様はあくまでも素人なので、建具枠が扉勝ち※1とか、枠勝ちとか、チリ※2などがいくらの寸法になりますということを説明するのではなく、こんなデザインにしますなど、スケッチや3Dパース、施工実例写真でどんな雰囲気になるかを説明します。

 

※1 勝ち:材料がどちらを先行するか、見えてくるかのことで、

例えば扉がデザイン的に手前に見えてくるか、枠が目立ってくるかなどのことです。

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私の自宅のキッチンのカップボードを例にすると、

茶色い収納が扉が前に来て勝ちとなっています。

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開けると収納ボックスが見えます。

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閉じると扉が前に来てスッキリしたデザインになります。

これが扉勝ちですね。

 

これは、懐かしい自宅の工事中の写真です。

奥のタイルがまだ施工される前ですね。

 

※2 チリ:組み合わさる材料のわずかな段差や扉の枠などのわずかな段差などのことで、

見た目などにも影響する部分です。

スッキリしたデザインを作る時にはとても大切な部分です。

チリ一つで、ぼってりしたデザインになったり、スッキリしたデザインになったりします。

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窓枠と壁との段差もそうですし、

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わずかなカウンターの段差も。

デザインに結構影響をします。

 

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扉勝ちはスッキリしますね。

これは壁紙とタイルが施工されたあたりです。

 

 

また、相手によって、説明の内容を変えていきます。

大工さんには、図面や作り方を基本として説明し、

営業さんには、大枠の金額や工期など、相手に合わせて変えていきます。

 

先輩によく言われていたのが、

理解できている = 小学生にも分かる説明ができる

ということです。

 

そして、お客様に対して、なるべく専門用語を使わないで説明できるように努力する大切さを教わりました。

 

まだまだ、私もついつい、専門用語を使ってしまうところがあるので、気を付けないといけないのですが、その言葉を意識して、打ち合わせをするようにしています。

 

この考えは大切で、難しい専門用語があって、それを使って何かを説明しようとした時に実際に説明する本人が、かみ砕いて説明するには、そのことについての本質を理解できている必要があります。

 

なので、

その先輩の教えを意識していくことで、

専門用語や難しい内容が来た時に

「それって何のことだろう」と調べ、実際に見て、

簡単な言葉に置き換えて説明できるように「学ぶ習慣」ができます。

 

これってやってみると結構大変な作業だということに気づきましたが、

地道ではありますが、そこをしっかり意識して行動していると、

何気なくスルーしてしまう内容も踏み込んで考える習慣がつきます。

 

 

今日は朝活に制作の続きを行い、

引き続きプロゲートにて、Ruby on Rails第9章です。

ここはしっかり継続しつつ、進めて行きます。

 

そして、建築だけでなく、プログラミングに対しても

簡潔に説明できることを意識して、学ぶことで、本当の意味での理解ができるようになると思います。

 

今日は、少し急ぎの業務があるので出勤です!!

 

今日も学びの多い充実した一日になるように頑張ります!!

そして、建築もプログラミングもしっかり腕を更に磨いて行こうと思います。