プログラミングを一から学ぶ一級建築士

日々の業務の合間に、プログラミングを学び、ときおりアートしてます。

92.設計事務所での経験と意識

昨日は、疲れのピークで若干体調を崩しそうになったため

少しに残業を抑えて、そこそこに制作をとどめて、

22時の早めの就寝をしました。

 

朝活は少し、寝坊して5時から、ごそごそ制作を行い。

プロゲートです。

とりあえず、Ruby on Rails

この後は引き続き、制作を進めます。

今日は休みです。しっかり休息をとりつつ、制作を楽しみたいと思います。

 

少し昔の話を

新卒で大手ハウスメーカーに入社して、その会社を退社して、設計事務所に入った時、

当時は建築の知識も少なく、憧れの建築をしっかり学びたいという思いで、入所しました。

アトリエ系設計事務は割と給与はすずめの涙です。笑

当然、部屋を借りる余裕もないので、実家に戻り、そこから通っていました。

 

その時の事務所はアトリエ系で、ハウスメーカーではできない特殊な工法やデザインなど毎日わくわくと学びの連続でした。

半ば、趣味であり、修行でありました。

設計事務所に勤める人は大抵、一人前になって、自分の事務所を持つことが多いです。

でないと、本当に給料が安いので、将来継続は厳しいと思います。

 

その後数年勤務した後、再度、ハウスメーカーに転職することになります。

 

今、振り返ると、ハウスメーカーにずっと勤め続け、その中でのやり方を覚え、

その範囲で出来ることしか知らない建築士ではなく、一度

アトリエ系設計事務所で修行をしたこの期間は、今でも、私の大きな財産になっております。

 

一つは、知識、経験として。

 

もう一つは、個人事務所を経営するとはどういうことなのか、何が大切で、どんなリスクがあるのか、サラリーマンでは経験できない、直に触れることで得られるものがあったと思います。

 

そして、設計事務所での修行とは、どのようなものか。

この修行僧のようで、趣味のような時間は、私に必要だったと思います。

 

今でも、残っている感覚は、サラリーマンに戻っても、意識している大切な感覚です。

 

それは

 

特にサラリーマンは意識が薄れやすい内容です。

 

どんな会社であっても、

当たり前に給料をもらえることは、実は当たり前ではなく、自分が貢献し、利益を残し、会社を維持するための役割を一人一人が担っているということです。

 

一人当たりの利益を意識すること、そして、この先も安定して給与がもらえる保証は実はないということ、未来永劫、会社が必ず残るという安定はないということです。

 

そして、自身の安全として、ポータブルスキル(他社でも通用するスキル)

を意識して、身に着けて、建築の業界での自分の市場価値を高めるよう努力すること。

 

今の会社の同僚は、ほとんどが、長く勤めている方が多く、やはり、サラリーマン特有の甘さや無意識さを、一緒に仕事をしていて感じることが多いです。

 

私は、安定の終身雇用は正直、よくない慣習だと思います。

そのぬるま湯につかっていると良い仕事ができなくなってしまいます。

 

たまに、建材メーカーの営業など、商売意識が低く感じる方もいます。

逆に問屋や職人の方は、その意識が死活問題になるため、非常に優れている方が多いと思います。

 

やはり、ある程度のリスクを感じ、

自身を商品として、アピールし、役立て、日々成長をし続けること、その環境の流れで、生き残っていくような、会社へと、社会が今後どんどん進んで行くとよいのではと思います。

 

実際、段々とそうなってきてるとも思います。

 

その意識こそが生存本能を刺激し、生き残るための仕事に変化し、安定という怠慢から解放されるのではないかと思います。

 

特に、私の身を置くハウスメーカーの設計という立場は

現場監督を含め、

お客様は当たり前に、営業さんが契約して、お仕事がもらえるという、

このような、受動的で、お仕事を頂戴する意識が麻痺しがちな立ち位置にあります。

 

そんなとき、

設計事務所で学んだ意識、経験が、私を正します。

 

そして、当たり前にある会社が、当たり前ではないとうこと、

日々の仕事が尽きずやってくる感謝を忘れないこと

常に成長し、最高を毎日出し続ける意識をもつこと

 

 

やはり、人生は色々経験することが大切だと思います。

色々な世界を見てみることで、幅広い視野を得ることができると思います。

 

 

とりあえず、今日は休みです。

建築の仕事は忘れ、プログラミングに浸ります。