プログラミングを一から学ぶ一級建築士

日々の業務の合間に、プログラミングを学び、ときおりアートしてます。

433.求める形と到達点

今日は週の大詰めの打ち合わせの日程でした。

平行してコーディネーターの打ち合わせを入れつつ、打ち合わせの合間に移動をしながら、要所要所、参加しては戻ってを行いました。

 

建築について自分経験の中の到達する感覚と技量について色々考えておりました。

 

最初に到達するポイントは、造作やデザインを行ってみるというところです。

ある程度、間接照明や造作等を行い空間デザインや作るための図面は作成できるようになるというところです。

完成した内容は、少し荒い部分や、いかにも造作やデザインを作った感がある、よくあるデザインの状態です。

 

今の会社のどの展示用もこのレベルですね。

 

次に到達するのは、違和感を消し、シンプルに造りながらも、スッキリとしたデザインと調和のある空間を設計できる段階です。

 

これは某デザイン系住宅メーカーで尊敬する先輩から、初期段階からの到達点であることを教わり、いかに違和感を消せるかを行うだけで、いいデザインになるという段階です。

この段階から、造作を作りデザインを行っていくことで、三段階目の高級感や上質な空間づくりへと変化して行きます。

私が、今心がけている段階です。

第二段階と第三段階でのデザインは、第一段階でのデザインとコスト面での差はほとんどないですが、細かなディテールの検討や経験が必要になってきます。

労力が雲泥の差になります。

この辺りを行おうとすると、趣味のような犠牲を必要とする領域になってくるかなと実感として思います。

 

そして次の段階は私がまだまだ及ばない、設計事務所がデザインする領域です。

更なるディテールアップと、細やかなデザイン、もちろんコストもかなり掛かる素材も駆使しながら形作る段階です。

 

ハウスメーカー系の住宅では到底及ばない段階ですね。

時間や会社の制約、制限など、労力や職人さんの腕、一つ一つの掛ける労力、コストがかなりの物量になってきます。

 

という感じで

今まで設計をしてきて感じるデザインやディテールの成長や価値観、形にする内容などのステップがざっとこんな感じかなと思います。

 

初期段階のステップは仕事効率やそこそこの努力や模倣で到達できるので割とよく見かけますが、私はその段階のデザインでは満足することはできません。

造作感あふれる感じに品の無さをどうしても感じてしまいます。

 

なので、第二、第三段階の険しいですが、完成した時に初期に到達できる内容とは別物になる喜び、満足感と、どの会社においても、意識や努力一つで到達できる段階であるので、いかにこだわりを持って日々設計できるかで、誰でも狙えると思っています。

 

私は毎日この三段階目のデザインの住宅に関わるお客様全てを持って行きたいので、かなり細かなチェックを行っています。

その分、かなりの業務量になりますけどね。

ここは私の意地ですね。

 

 

今日も夜活はプロゲートから始まり、宅建の勉強です。

継続して頑張ります!!